R.Du Hyun Ro整形外科と研究の話
文字
患者向け資料手術の準備と回復

手術の準備と回復

手術の傷ではどのような変化を確認しますか?

毎日の変化を比べ、感染の評価は医療者に任せます。

手術の傷ではどのような変化を確認しますか?

要点

  • 赤み・分泌物・痛みの変化を確認します。
  • 被覆材とシャワーは受けた指示に従います。
  • 熱がなくても悪化する傷は早く確認します。

手術後は運動とともに傷の管理も続けてください。傷を清潔で乾いた状態に保ち、被覆材の扱いや洗い方は退院時の指示に従います。傷が完全に治ってから、医療者に傷痕のマッサージを教わることができます。赤みが広がる、新しく液が出るなど悪化があれば、次の予約日を待たず診察を受けてください。

傷の観察から連絡へ

  1. 比較する

    赤み・痛み・液の変化

  2. 指示を守る

    交換・シャワー・手指衛生

  3. 連絡する

    液漏れ・開き・悪化は速やかに

写真や色だけで感染を確定したり否定したりしません。

変化の記録、傷の管理、悪化時の連絡を示す図

傷を清潔で乾いた状態に保ちます

手術の傷は清潔で乾いた状態に保ち、被覆材は手術チームから案内された方法と時期に従って交換してください。シャワーや入浴を始められる時期も、退院前に確認しておきましょう。

傷の赤みが広がったり、新しく液が出たりしたら、すぐに手術チームへ連絡してください。開いた傷や、まだ治っていない皮膚をこすらないでください。

一度の見た目より経過が重要です

赤みの範囲、熱感、痛み、ガーゼに付く液を確認します。赤みが広がる、分泌物が新たに出る場合は医療者へ伝えます。同じ照明で撮った写真は説明に役立ちますが診察の代わりにはなりません。

術後のあざや軽い腫れは起こり得ます。ただし、一度改善した痛みが再び強くなる、安静時にも痛む、悪寒や全身の不調が重なるときは通常の回復として放置しません。発熱がない傷の問題もあります。

被覆材によって管理法が違います

交換時期、水にぬれてよいか、シャワーの開始時期を退院指示で確認します。防水の被覆材でも、入浴や水泳が許可されたとは限りません。ぬれたり浮いたりしたときの対応も尋ねます。

確認のためだけに何度も開けたり、消毒薬・軟膏・民間療法を追加したりしません。糸やテープを自分で除去しないでください。処置が必要な場合は説明された方法と手指衛生を守ります。

傷痕のマッサージは傷が完全に治ってから始めます

傷痕のマッサージは、傷が完全に閉じて治り、医療者の許可が出てから始めます。まだ治っていない皮膚や、液が出ている傷をマッサージしないでください。

医療者に方法を確認したうえで、低刺激の保湿剤を使い、傷痕を優しくなでたり、小さな円を描くようにマッサージしたりできます。感覚が鈍い皮膚を強く押さないでください。始める時期と方法は、傷の状態に合わせて決めます。

ふくらはぎに新しい腫れ、熱感、痛みのいずれかが出たら、マッサージでほぐそうとせず、当日中に診察を受けてください。突然の息切れや胸の痛みがある場合は救急受診が必要です。韓国では119に連絡してください。

分泌物と悪化はすぐ伝えます

膿のような液、続く液漏れ、傷が開く変化、増える赤みや痛みは、手術担当チームへ速やかに連絡する理由です。液の色だけで深部の感染か判断できず、診察と必要な検査が重要です。

残っている抗菌薬を自分で飲んで次の外来まで待たないでください。原因と部位を評価して治療を決めます。高熱と強い悪寒、急な全身状態の悪化、意識の変化は直ちに救急評価が必要です。

退院前に連絡方法を決めます

写真の送り方、日中・夜間の連絡先、休日の受診先を確認します。手術日、変化の開始日、痛みと液の経過、薬をまとめて伝えると判断に役立ちます。

写真が安心できる見た目でも、悪化する症状を無視しません。糖尿病や免疫に関する病気があれば管理計画も確認します。傷の問題が起きた場合、運動の調整も医療者と相談します。

よくある質問

赤い傷は感染ですか?

色だけでは診断できません。広がる赤み、分泌物、痛み、全身症状を合わせて評価します。

写真を送れば受診は不要ですか?

説明には役立ちますが、深部や全身状態は確認できず対面診察が必要な場合があります。

残っている抗菌薬を飲めますか?

まず手術担当チームへ連絡します。自己服用は検査や治療計画に影響することがあります。

術後のマッサージはいつ始められますか?

傷が完全に閉じて治り、医療者の許可が出てから優しい傷痕のマッサージを始めます。開いた傷や液が出ている傷をこすらないでください。ふくらはぎに新しい腫れ・熱感・痛みのいずれかがあれば、マッサージをせず当日中に診察を受けてください。

根拠と参考資料

01
Complications of a knee replacementNHS
02
Activities After Total Knee ReplacementAAOS OrthoInfo
03
A Patient’s Guide to Scar Care After SurgeryRoyal National Orthopaedic Hospital

早めに受診すべき症状

以下の症状は、それぞれ単独でも受診の目安になります。一つでも当てはまれば、該当する方法で受診してください。

救急外来・韓国では119番

  • 突然の息切れや胸痛、強いふらつき、意識消失があれば、直ちに119番へ連絡してください。ふくらはぎの腫れがなくても待たないでください。
  • 突然、脚に全く体重をかけられなくなった、けがの後に膝が急激に大きく腫れた・形が変わった場合は、すぐ救急外来を受診してください。けがをした側の足が冷たい・感覚が鈍い場合も、直ちに診察を受けてください。
  • 熱をもって腫れた関節が強く痛み、高熱・悪寒、意識の変化、体重をかけられない状態がある場合は、救急外来を受診してください。
  • 腰や脚の痛みがあり、新たに尿が出ない、排尿・排便をコントロールできない、会陰部や肛門周囲の感覚が鈍くなった場合は、直ちに救急外来を受診してください。両脚の筋力や感覚が著しく低下したり、急速に悪化した場合もすぐに診察を受けてください。

当日中に受診

  • 関節が新たに熱をもって腫れる、突然強く痛む、膝が引っかかって伸ばせない場合は、当日中に受診してください。発熱がなくても関節感染は起こります。
  • 片側のふくらはぎが新たに腫れる・痛む場合は、血栓の可能性について当日中に診察を受けてください。息切れや胸痛が出たら直ちに119番へ連絡してください。
  • 成長期の子どもの強い膝痛や新たな跛行は、大腿骨頭すべり症など、股関節の病気が原因のことがあります。歩行や運動をやめ、当日中に受診してください。体重をかけられなければ直ちに救急外来へ行ってください。
  • ランナーに新たな鼠径部痛が繰り返す、歩行時・夜間にも痛む、跛行がある場合は、走るのをやめて当日中に受診してください。大腿骨頸部疲労骨折の確認が必要です。診察までは痛む脚に体重をかけないでください。体重をかけられなければ救急外来へ行ってください。

外来を予約

  • 上記の緊急症状がなくても、痛みが数週間続く、腫れを繰り返す、日常生活や運動の範囲が狭くなる場合は、外来で原因と治療計画を確認してください。