治療と手術の選択
人工関節手術で膝蓋骨はどうしますか?
骨全体の除去と裏側の関節面の置換は違います。

要点
- 骨全体の除去と表面置換を分けます。
- 表面・骨・動きを合わせて選びます。
- 前方痛は筋力と他の原因も評価します。
膝蓋骨は大腿の筋肉の力を伝え、膝を伸ばす働きに関わります。全置換では膝蓋骨と周囲組織を保ち、裏側の表面を置換するか、元の面を残すかを選びます。
膝蓋骨の三つの評価
表面
損傷と置換・温存の選択
骨
厚さ・骨質・固定リスク
動き
部品位置・筋力・経路
関節面、骨、追従の三つの欄
動く経路を一緒に確認します
膝蓋骨は曲げ伸ばしで大腿骨前面の溝を動きます。軟骨だけでなく、骨の形、配列、筋肉・腱・靱帯がその動きに関わります。
大腿骨と脛骨の部品の位置・回旋、膝蓋骨の動きを合わせて確認します。前方痛を軟骨だけの問題とは説明できません。
裏の表面を置換するか残します
置換では損傷した面を整え、プラスチック部品を固定します。元の面を残す選択もあり、全員に一方が優れるとはいえません。
軟骨、骨の厚さと質、既往手術、部品を考慮します。残る骨が不足すれば、骨折や固定のリスクを評価します。
根拠と個別の判断を理解します
2022年AAOS指針は、評価した根拠で置換と非置換の全般的な結果差を一貫して確認しなかったと説明します。個人の状態を踏まえて両方を検討できます。
平均結果が似ていても自分にどの方法も同じという意味ではありません。選ぶ理由、利益、骨折・固定の問題、後の治療を確認します。
前方の痛みは原因を再評価します
階段や立ち上がりで前が痛む場合は筋力、動き、腫れ、部品と組織を見ます。表面を残したためとすぐ決めつけません。
新しい痛み、腫れ、不安定性は手術チームに伝えます。可動域とともに大腿筋力と安全な動作を回復します。
よくある質問
膝蓋骨を取りますか?
通常は膝蓋骨を残し、裏面を置換するか決めます。
置換すれば前の痛みはなくなりますか?
原因は複数あり、表面の処置だけで全痛みの消失を保証しません。
残すと後で必ず手術ですか?
必ずではありません。症状と原因で追加治療を検討します。
根拠と参考資料
01Surgical Management of Osteoarthritis of the Knee, 2022AAOS
02Knee Replacement ImplantsAAOS OrthoInfo
早めに受診すべき症状
以下の症状は、それぞれ単独でも受診の目安になります。一つでも当てはまれば、該当する方法で受診してください。
救急外来・韓国では119番
- 突然の息切れや胸痛、強いふらつき、意識消失があれば、直ちに119番へ連絡してください。ふくらはぎの腫れがなくても待たないでください。
- 突然、脚に全く体重をかけられなくなった、けがの後に膝が急激に大きく腫れた・形が変わった場合は、すぐ救急外来を受診してください。けがをした側の足が冷たい・感覚が鈍い場合も、直ちに診察を受けてください。
- 熱をもって腫れた関節が強く痛み、高熱・悪寒、意識の変化、体重をかけられない状態がある場合は、救急外来を受診してください。
- 腰や脚の痛みがあり、新たに尿が出ない、排尿・排便をコントロールできない、会陰部や肛門周囲の感覚が鈍くなった場合は、直ちに救急外来を受診してください。両脚の筋力や感覚が著しく低下したり、急速に悪化した場合もすぐに診察を受けてください。
当日中に受診
- 関節が新たに熱をもって腫れる、突然強く痛む、膝が引っかかって伸ばせない場合は、当日中に受診してください。発熱がなくても関節感染は起こります。
- 片側のふくらはぎが新たに腫れる・痛む場合は、血栓の可能性について当日中に診察を受けてください。息切れや胸痛が出たら直ちに119番へ連絡してください。
- 成長期の子どもの強い膝痛や新たな跛行は、大腿骨頭すべり症など、股関節の病気が原因のことがあります。歩行や運動をやめ、当日中に受診してください。体重をかけられなければ直ちに救急外来へ行ってください。
- ランナーに新たな鼠径部痛が繰り返す、歩行時・夜間にも痛む、跛行がある場合は、走るのをやめて当日中に受診してください。大腿骨頸部疲労骨折の確認が必要です。診察までは痛む脚に体重をかけないでください。体重をかけられなければ救急外来へ行ってください。
外来を予約
- 上記の緊急症状がなくても、痛みが数週間続く、腫れを繰り返す、日常生活や運動の範囲が狭くなる場合は、外来で原因と治療計画を確認してください。