R.Du Hyun Ro整形外科と研究の話
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患者向け資料症状・検査の理解

症状・検査の理解

膝の内側が痛むのは変形性膝関節症ですか?

変形性膝関節症、半月板、鵞足周辺の痛みを診察でどのように確認するかをご説明します。

要点

  • 痛む場所、始まった経緯、腫れやロックを記録してください。
  • 関節症、半月板、鵞足の問題は診察で区別し、併存する場合もあります。
  • 痛みを強める活動を調整し、状態に合う運動を続けましょう。

まず痛みを強める動作を減らし、どこが、どのようなときに痛むかを記録してください。膝の内側が痛いという情報だけでは、変形性膝関節症とは診断できません。痛みの始まり方、腫れ、歩行の状態、膝が最後まで伸びるかを一緒に確認して治療方針を考えます。

膝の内側の痛みで確認する三つの部位

  1. 01

    関節面

    関節症では痛み、こわばり、歩行の状態を確認します。

  2. 02

    関節内の半月板

    けがの経緯、腫れ、動きの制限を確認します。

  3. 03

    関節より下の鵞足

    腱の付着部と周囲の滑液包の圧痛を確認します。

痛む場所は診察の手がかりです。同じ場所でも原因が異なり、複数の問題が併存する場合があります。

膝の関節面、関節内の半月板、関節の線より下の鵞足を並べて説明する図

痛む場所と始まった状況を記録してください

最も痛む場所を指一本で示してみてください。大腿骨と脛骨が接する関節の線に沿った場所か、それより下の脛の内側かが診察の参考になります。痛みを確かめるために繰り返し強く押す必要はありません。階段、平らな道の歩行、椅子から立ち上がる動作のどれで困るかも記録すると役立ちます。 休むと軽くなるか、夜も痛むか、痛む側をかばって歩くかも記録してください。以前の検査結果と現在の服用薬も、受診時にお伝えください。

突然始まったのか、運動量を増やしたあと徐々に始まったのか、膝をひねったり転倒したりしたのかをお伝えください。「階段では痛いが平地は歩ける」「歩いたあと腫れる」など、日常生活での変化が参考になります。音が鳴ることと、膝が引っかかったまま伸びなくなることも区別してください。

関節症、半月板、鵞足では痛む組織が異なります

変形性膝関節症では体重のかかる活動で痛みが生じ、こわばりを感じることがあります。半月板は関節内で荷重を分散する組織で、ひねるけがや変性により痛み、腫れ、引っかかりが生じる場合があります。両方が併存することもあるため、内側の痛みやMRIの断裂所見だけで手術を決めるわけではありません。

鵞足は複数の腱が膝の内側の下方に付着する部位です。周囲の滑液包が刺激されると、関節の線より下を押したときに痛んだり、階段で困ったりすることがあります。関節症に似た痛みがあり、靱帯損傷や疲労骨折などの確認が必要な場合もあります。この違いは自己診断の表ではなく、診察で確認する手がかりです。

負担を調整し、状態に合う運動を続けましょう

普段より長い歩行、急な階段、深くしゃがむ動作など、痛みを繰り返し強める活動をまず減らしてください。歩く時間を分ける、平らな道を選ぶなどの調整ができます。変形性膝関節症では太ももの筋力と全身の体力を保つ運動療法が重要です。今の状態に合う運動を選び、少しずつ続けましょう。

運動した日の痛みだけでなく、そのあとの腫れや歩行の状態も確認してください。症状が明らかに増えたら、強度や方法を見直す必要があります。急なけがが疑われる場合や体重をかけにくい場合は、無理に運動を続けないでください。冷温罨法や鎮痛薬を選ぶ際も皮膚、持病、服用薬を考慮し、薬については医療者や薬剤師に相談してください。

診察で生じた疑問に合わせて検査を選びます

診察では痛む場所、腫れ、関節の動く範囲、靱帯の安定性などを確認します。X線は骨、関節の隙間、脚の配列を調べるのに役立ち、MRIは半月板や靱帯など関節内の組織を詳しく見る検査です。典型的な関節症の症状があっても、全員にMRIが必要とは限りません。急なけがや別の病気の可能性によって検査の目的は変わります。

生活に支障を来す痛みが続く場合は外来で原因を確認してください。膝がロックして伸びない場合は当日中に受診してください。けがのあと短時間で大きく腫れる、または全く体重をかけられない場合は、すぐに救急外来で評価を受けてください。発熱や悪寒とともに膝が赤く熱を持って腫れる場合も、待たずに直ちに受診してください。どれも独立した目安なので、複数がそろうのを待つ必要はありません。

よくある質問

内側が痛むと軟骨がすり減っているのでしょうか?

関節症だけでなく、半月板、腱周囲の滑液包、靱帯などから痛みが生じることもあります。場所に加えて症状の経過と診察所見を確認します。

クリック音があると半月板の手術が必要ですか?

音だけで手術の要否は決まりません。痛み、腫れ、実際の動きの制限を確認します。膝がロックしたまま伸びない場合は速やかに受診してください。

最初からMRIを受ける必要がありますか?

まず問診と診察で、検査で何を確認するかを決めます。典型的な関節症はMRIなしで評価でき、急性の半月板・靱帯損傷が疑われる場合にはMRIが役立つことがあります。

根拠と参考資料

01
Pes Anserine (Knee Tendon) BursitisAAOS OrthoInfo
02
Meniscus TearsAAOS OrthoInfo
03
Osteoarthritis in over 16s: diagnosis and management — recommendationsNICE

早めに受診すべき症状

以下の症状は、それぞれ単独でも受診の目安になります。一つでも当てはまれば、該当する方法で受診してください。

救急外来・韓国では119番

  • 突然の息切れや胸痛、強いふらつき、意識消失があれば、直ちに119番へ連絡してください。ふくらはぎの腫れがなくても待たないでください。
  • 突然、脚に全く体重をかけられなくなった、けがの後に膝が急激に大きく腫れた・形が変わった場合は、すぐ救急外来を受診してください。けがをした側の足が冷たい・感覚が鈍い場合も、直ちに診察を受けてください。
  • 熱をもって腫れた関節が強く痛み、高熱・悪寒、意識の変化、体重をかけられない状態がある場合は、救急外来を受診してください。
  • 腰や脚の痛みがあり、新たに尿が出ない、排尿・排便をコントロールできない、会陰部や肛門周囲の感覚が鈍くなった場合は、直ちに救急外来を受診してください。両脚の筋力や感覚が著しく低下したり、急速に悪化した場合もすぐに診察を受けてください。

当日中に受診

  • 関節が新たに熱をもって腫れる、突然強く痛む、膝が引っかかって伸ばせない場合は、当日中に受診してください。発熱がなくても関節感染は起こります。
  • 片側のふくらはぎが新たに腫れる・痛む場合は、血栓の可能性について当日中に診察を受けてください。息切れや胸痛が出たら直ちに119番へ連絡してください。
  • 成長期の子どもの強い膝痛や新たな跛行は、大腿骨頭すべり症など、股関節の病気が原因のことがあります。歩行や運動をやめ、当日中に受診してください。体重をかけられなければ直ちに救急外来へ行ってください。
  • ランナーに新たな鼠径部痛が繰り返す、歩行時・夜間にも痛む、跛行がある場合は、走るのをやめて当日中に受診してください。大腿骨頸部疲労骨折の確認が必要です。診察までは痛む脚に体重をかけないでください。体重をかけられなければ救急外来へ行ってください。

外来を予約

  • 上記の緊急症状がなくても、痛みが数週間続く、腫れを繰り返す、日常生活や運動の範囲が狭くなる場合は、外来で原因と治療計画を確認してください。