薬と注射を理解する
塗る消炎鎮痛薬は飲み薬とどう違いますか?
膝に使う薬でも、成分と使用方法の確認が必要です。

要点
- 湿布やジェルの有効成分を確認します。
- 飲み薬との成分の重複を確認します。
- 痛みと歩行・運動の変化を一緒に記録します。
膝の変形性関節症で鎮痛薬が必要な場合、NICEは外用の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を第一の選択肢として推奨しています。運動療法を続けられるよう、痛みを和らげるための薬です。外用薬の効果が不十分、または使用できない場合は、胃腸・腎臓・心血管へのリスクと併用薬を確認したうえで、内服のNSAIDを検討します。
外用薬を使う前の三つの確認
成分
消炎鎮痛薬か、別の成分か
重複
飲み薬や他の外用薬と重なるか
皮膚
傷・発疹・使用後の刺激があるか
成分確認、併用薬確認、皮膚反応確認の三段階
膝の変形性関節症では、まず外用の消炎鎮痛薬を検討します
膝の変形性関節症で鎮痛薬が必要な場合、NICEは外用の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を第一の選択肢として推奨しています。運動療法を続けられるよう、痛みを和らげるための薬です。外用薬の効果が不十分、または使用できない場合は、胃腸・腎臓・心血管へのリスクと併用薬を確認したうえで、内服のNSAIDを検討します。
外用薬でもアレルギーや皮膚症状が起こることがあります。傷のある皮膚には使用せず、製品の使用方法を守ってください。ケトプロフェンを含む貼付剤では、日光に対する別の注意が必要です。
全身への負担が少なくてもリスクはあります
外用薬は一般に飲み薬より全身に吸収される量が少なくなります。しかし腎臓病、心臓病、薬のアレルギーがある方に、必ず安全とはいえません。
同じ種類の消炎鎮痛薬を飲んでいれば伝えてください。皮膚の刺激、発疹、かゆみが起こることがあります。広い範囲に多く塗るほど効くわけではありません。
製品ごとの説明に従います
傷や皮膚がむけた場所には、指示なく使用しません。量と回数は製品によって異なります。処方や説明書を守り、使用後は手を洗って目や口への接触を避けます。
使用部位を温めたり、強く覆ったりすると吸収が変わる可能性があります。他のクリームを重ねる前にも確認し、赤みや刺激が出たら中止して相談します。
生活の変化で効果を確かめます
痛みが軽くなれば、歩行や筋力運動を続けやすくなることがあります。軟骨を再生したり、関節症の進行を確実に止めたりするための治療ではありません。
どの動作が楽になったか記録します。適切に使っても効果がなければ再評価が必要です。急に熱く腫れたり体重をかけられなくなった膝は、塗り薬だけで様子を見ないでください。
ケトプロフェンの貼付部位は日光を避けてください
ケトトップなど、ケトプロフェンを含む貼付剤は、日光や紫外線に当たると光線過敏症を起こすことがあります。使用中と使用を終えてから2週間は、その部位を紫外線から保護してください。曇りの日も注意し、外出時は紫外線を通しにくい衣服で覆ってください。
赤み、かゆみ、水ぶくれが出た場合は使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。15歳未満には使用しません。貼付剤によって成分が異なるので、製品名を確認してください。
よくある質問
塗り薬なら胃の副作用はありませんか?
飲み薬より全身への曝露は少なくても、副作用の可能性は残ります。他の薬と持病も確認します。
温熱パックと併用してもよいですか?
熱で吸収が変わることがあるため、製品の説明や医療者の指示を確認してください。
痛みがなくても使い続けますか?
期間は製品と治療目標によります。効果と必要性を見直し、漫然と続けないことが大切です。
根拠と参考資料
01早めに受診すべき症状
以下の症状は、それぞれ単独でも受診の目安になります。一つでも当てはまれば、該当する方法で受診してください。
救急外来・韓国では119番
- 突然の息切れや胸痛、強いふらつき、意識消失があれば、直ちに119番へ連絡してください。ふくらはぎの腫れがなくても待たないでください。
- 突然、脚に全く体重をかけられなくなった、けがの後に膝が急激に大きく腫れた・形が変わった場合は、すぐ救急外来を受診してください。けがをした側の足が冷たい・感覚が鈍い場合も、直ちに診察を受けてください。
- 熱をもって腫れた関節が強く痛み、高熱・悪寒、意識の変化、体重をかけられない状態がある場合は、救急外来を受診してください。
- 腰や脚の痛みがあり、新たに尿が出ない、排尿・排便をコントロールできない、会陰部や肛門周囲の感覚が鈍くなった場合は、直ちに救急外来を受診してください。両脚の筋力や感覚が著しく低下したり、急速に悪化した場合もすぐに診察を受けてください。
当日中に受診
- 関節が新たに熱をもって腫れる、突然強く痛む、膝が引っかかって伸ばせない場合は、当日中に受診してください。発熱がなくても関節感染は起こります。
- 片側のふくらはぎが新たに腫れる・痛む場合は、血栓の可能性について当日中に診察を受けてください。息切れや胸痛が出たら直ちに119番へ連絡してください。
- 成長期の子どもの強い膝痛や新たな跛行は、大腿骨頭すべり症など、股関節の病気が原因のことがあります。歩行や運動をやめ、当日中に受診してください。体重をかけられなければ直ちに救急外来へ行ってください。
- ランナーに新たな鼠径部痛が繰り返す、歩行時・夜間にも痛む、跛行がある場合は、走るのをやめて当日中に受診してください。大腿骨頸部疲労骨折の確認が必要です。診察までは痛む脚に体重をかけないでください。体重をかけられなければ救急外来へ行ってください。
外来を予約
- 上記の緊急症状がなくても、痛みが数週間続く、腫れを繰り返す、日常生活や運動の範囲が狭くなる場合は、外来で原因と治療計画を確認してください。