R.Du Hyun Ro整形外科と研究の話
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患者向け資料けが・腱・半月板

けが・腱・半月板

腱板断裂で手術が必要なとき、運動療法を行うとき

腱が切れているという画像の所見と、実際の肩の機能を合わせて治療を選びます。

要点

  • 画像上の断裂の大きさと、実際の筋力や生活での不便を合わせて治療を決めます。
  • けがの後に急に腕を上げられなくなった場合は、運動を始める前に損傷を評価します。
  • 運動療法も手術後のリハビリテーションも、肩の機能を取り戻すために重要です。

腱板断裂では、けがの経緯と腕を上げる力をまず確認してから治療を決めます。以前からある断裂では、運動療法で痛みや機能が改善する場合があります。一方、けがの後に急に腕の力が落ちた場合は、早めの評価が必要です。

腱板断裂の治療を決める順序

  1. 01

    症状が始まった経緯

    けがの後に急に力が落ちたのか、少しずつ痛くなったのかを確認します。

  2. 02

    痛みと機能

    動き、筋力、睡眠と画像の所見を合わせて確認します。

  3. 03

    治療の選択

    運動療法と手術の目標、必要なリハビリテーションを相談します。

  4. 04

    生活への復帰

    痛みだけでなく、動きと筋力の回復に合わせて活動を増やします。

けがの経緯と機能を確認し、治療後の変化を再評価します。

急なけがの評価と、慢性の腱板断裂に対する運動療法・手術の検討を示す順序

断裂の大きさと肩の機能を、合わせて確認します

腱板は肩を囲む筋肉と腱からなり、腕を上げたり回したりしながら、関節を安定させる役割があります。転倒した際に急に切れることもあれば、腱が長い間に弱くなって断裂することもあります。腕を上げると痛む、痛む側を下にして横になれない、髪をとかしたり高い棚に物を置いたりする際に力が足りない、と感じる場合があります。

超音波やMRIでは、どの腱がどの程度切れているか、周囲の筋肉がどのような状態かを確認します。画像で断裂が見えても痛みが少なく、日常生活を送れる方がいる一方、小さな断裂でも不便が大きい場合があります。断裂の大きさだけで手術を決めず、筋力、動き、睡眠、仕事や運動で必要な動作を合わせて確認するのは、このためです。非手術治療の期間中にも断裂が大きくなることがあるため、筋力や機能が再び低下した場合は再評価します。

けがの後に急に腕を上げられなくなったら、先に受診してください

転倒したり腕を強く引かれたりした後に、急に腕を上げられなくなった、または力が明らかに落ちた場合は、早めに受診してください。腱の断裂だけでなく、骨折や脱臼の有無も確認する必要があります。この場合は、以前からある肩の痛みに対する運動をそのまま行うのではなく、まず損傷の範囲と治療の時期を判断することが重要です。痛みを我慢して重い物を持つことは避けます。

一方、はっきりしたけががなく、少しずつ生じた慢性の断裂では、痛みを抑え、肩を支える筋肉の機能を取り戻す非手術治療から始めることがあります。同じ腱板断裂でも、急な損傷と以前からある断裂では治療計画が異なります。痛みが始まった時期、けがをした状況、以前はできていた動作を具体的に伝えていただくと、判断に役立ちます。

運動療法では、断裂した腱だけでなく肩の機能に目を向けます

運動療法は、残っている腱と肩の周囲の筋肉が、より良く働くようにするための治療です。痛みが許す範囲で動きを保ち、医療者や運動療法の専門家の指導に沿って、筋力をつける運動を少しずつ加えます。切れた腱が自然に元どおりにつながることを期待するのではなく、日常生活で腕を楽に使い、必要な力を取り戻すことを目標にします。

最初から重いダンベルを持ったり、痛む腕を頭上へ何度も上げたりする必要はありません。腕を支えた姿勢や横になった姿勢で、簡単な動きから始め、状態に合わせて進めることができます。運動後や夜間の痛みが増す場合は、負荷を減らします。薬や注射は、痛みを抑えて運動を続けるために役立つことがありますが、注射が断裂した腱そのものを縫い合わせるわけではありません。

手術は、断裂の状態と生活で必要な動作を合わせて検討します

非手術治療を行っても痛みや筋力低下が続く場合、最近のけがによって断裂した場合、仕事やスポーツで肩の力を多く必要とする場合には、手術を相談します。腱の大きさや状態、筋肉の変化、全身の健康状態も合わせて確認します。手術は腱を骨に再びつなぐ治療ですが、すべての断裂に同じ方法を用いることができるわけではありません。

手術後は、縫合した腱が回復する時間を確保しながら、動きと筋力を取り戻します。いつから腕を上げたり物を持ったりしてよいかは、断裂の大きさと縫合の状態によって異なります。リハビリテーションには数か月かかり、場合によっては1年まで続くことがあります。痛みが先に減っても、腱が十分に回復したことを意味するわけではないため、生活や運動への復帰は回復段階に合わせて進めます。診察では、特に再びできるようになりたい動作を伝えてください。軽い家事と、頭上で重い物を持つ作業では、必要な肩の機能が異なります。治療目標を決める際は、今できる動作と難しい動作、夜に目が覚める回数も確認するとよいでしょう。治療後は痛みが減ったかだけでなく、実際に腕を使いやすくなったかも確認してください。

よくある質問

腱が切れていたら、必ず手術が必要ですか?

すべての断裂を手術するわけではありません。慢性の断裂では、非手術治療で痛みや機能が改善することがあります。けがの有無、筋力低下、断裂の状態、生活で必要な動作を合わせて決めます。

運動をすれば、切れた腱はつながりますか?

運動療法の主な目的は、残っている腱や周囲の筋肉を活用して、痛みと機能を改善することです。画像で断裂が見えなくなることと、日常生活の機能が良くなることは、分けて考える必要があります。

手術後は、すぐに腕を使ってもよいですか?

縫合した腱を保護する時間が必要です。動かす練習や筋力をつける運動を始める時期は、手術時の状態と回復状況に合わせて決めます。重い物を持つことやスポーツには、段階的に戻ります。

根拠と参考資料

01
Rotator Cuff TearsAmerican Academy of Orthopaedic Surgeons
02
Rotator Cuff Tears: Frequently Asked QuestionsAmerican Academy of Orthopaedic Surgeons
03
Management of Rotator Cuff Injuries, 2025American Academy of Orthopaedic Surgeons
04
Shoulder exercises for rotator cuff tearKingston and Richmond NHS Foundation Trust

早めに受診すべき症状

以下の症状は、それぞれ単独でも受診の目安になります。一つでも当てはまれば、該当する方法で受診してください。

救急外来・韓国では119番

  • 突然の息切れや胸痛、強いふらつき、意識消失があれば、直ちに119番へ連絡してください。ふくらはぎの腫れがなくても待たないでください。
  • 突然、脚に全く体重をかけられなくなった、けがの後に膝が急激に大きく腫れた・形が変わった場合は、すぐ救急外来を受診してください。けがをした側の足が冷たい・感覚が鈍い場合も、直ちに診察を受けてください。
  • 熱をもって腫れた関節が強く痛み、高熱・悪寒、意識の変化、体重をかけられない状態がある場合は、救急外来を受診してください。
  • 腰や脚の痛みがあり、新たに尿が出ない、排尿・排便をコントロールできない、会陰部や肛門周囲の感覚が鈍くなった場合は、直ちに救急外来を受診してください。両脚の筋力や感覚が著しく低下したり、急速に悪化した場合もすぐに診察を受けてください。

当日中に受診

  • 関節が新たに熱をもって腫れる、突然強く痛む、膝が引っかかって伸ばせない場合は、当日中に受診してください。発熱がなくても関節感染は起こります。
  • 片側のふくらはぎが新たに腫れる・痛む場合は、血栓の可能性について当日中に診察を受けてください。息切れや胸痛が出たら直ちに119番へ連絡してください。
  • 成長期の子どもの強い膝痛や新たな跛行は、大腿骨頭すべり症など、股関節の病気が原因のことがあります。歩行や運動をやめ、当日中に受診してください。体重をかけられなければ直ちに救急外来へ行ってください。
  • ランナーに新たな鼠径部痛が繰り返す、歩行時・夜間にも痛む、跛行がある場合は、走るのをやめて当日中に受診してください。大腿骨頸部疲労骨折の確認が必要です。診察までは痛む脚に体重をかけないでください。体重をかけられなければ救急外来へ行ってください。

外来を予約

  • 上記の緊急症状がなくても、痛みが数週間続く、腫れを繰り返す、日常生活や運動の範囲が狭くなる場合は、外来で原因と治療計画を確認してください。