治療と手術の選択
共同意思決定:医師と患者で治療を決めます
医学的な情報と大切にしたい生活を並べて比較します。

要点
- 利益・リスク・不確実性を比較します。
- したい活動と心配を具体的に伝えます。
- 治療と再評価の時期を一緒に決めます。
どの治療がよいかは膝の状態と生活で変わります。共同意思決定は、医師が適切な選択肢を説明し、患者が希望と心配を伝えて一緒に決める過程です。患者だけで選ぶという意味ではありません。
一緒に決める診療
- 01
医学的選択
利益・リスク・不確実性
- 02
自分の生活
目標・心配・支援環境
- 03
共同決定
治療開始と再評価
選択肢、生活目標、共同決定の三段階
選べる方法を理解します
運動、体重管理、薬、注射、手術のうち、今検討できる方法と適さない方法を分けます。治療を変えず経過を見る選択が可能かも質問できます。
期待できる利益、リスク、回復時間、費用を比較します。医師は勧める理由と、根拠や結果の不確実な部分も説明します。
生活の目標と心配を伝えます
画像で関節の状態が似ていても、散歩、仕事、孫の世話、睡眠で困ることは患者さんごとに異なります。最も難しい活動と、再びできるようになりたいことを具体的に伝えてください。
手術の不安、薬の副作用、家族の支援、経済的負担も影響します。伝えなければ医療者には分かりにくいため、先に書いておくと役立ちます。
理解した内容を確認します
難しい言葉は平易な説明や図を求めてください。理解したことを自分の言葉で確認し、期待できる結果とまだ分からない点を確かめます。
希望すれば信頼する人と説明を聞いたり、考える時間を求めたりできます。緊急でなければ質問を整理し、別の意見を聞くことも役立ちます。
決定後の評価も決めます
どの治療を始めるかだけでなく、いつ効果を確認し、効果が乏しい場合や副作用が出た場合にどうするかも決めます。治療への反応や生活が変われば、以前の決定を見直すこともできます。
痛み、歩行、睡眠の変化や計画を続けにくい事情を伝えます。膝の数値測定は説明を助けますが、生活目標とリスクの代わりに治療を自動決定するものではありません。
よくある質問
自分だけで選ぶのですか?
医療者が選択肢と勧める理由を説明し、患者の希望を反映して一緒に決めます。
医師と違う意見を言えますか?
心配と目標を伝えると、違いの理由や代替案を検討できます。
後から変更できますか?
反応や状況が変われば再評価できます。中止や変更は安全な計画を相談します。
根拠と参考資料
01早めに受診すべき症状
以下の症状は、それぞれ単独でも受診の目安になります。一つでも当てはまれば、該当する方法で受診してください。
救急外来・韓国では119番
- 突然の息切れや胸痛、強いふらつき、意識消失があれば、直ちに119番へ連絡してください。ふくらはぎの腫れがなくても待たないでください。
- 突然、脚に全く体重をかけられなくなった、けがの後に膝が急激に大きく腫れた・形が変わった場合は、すぐ救急外来を受診してください。けがをした側の足が冷たい・感覚が鈍い場合も、直ちに診察を受けてください。
- 熱をもって腫れた関節が強く痛み、高熱・悪寒、意識の変化、体重をかけられない状態がある場合は、救急外来を受診してください。
- 腰や脚の痛みがあり、新たに尿が出ない、排尿・排便をコントロールできない、会陰部や肛門周囲の感覚が鈍くなった場合は、直ちに救急外来を受診してください。両脚の筋力や感覚が著しく低下したり、急速に悪化した場合もすぐに診察を受けてください。
当日中に受診
- 関節が新たに熱をもって腫れる、突然強く痛む、膝が引っかかって伸ばせない場合は、当日中に受診してください。発熱がなくても関節感染は起こります。
- 片側のふくらはぎが新たに腫れる・痛む場合は、血栓の可能性について当日中に診察を受けてください。息切れや胸痛が出たら直ちに119番へ連絡してください。
- 成長期の子どもの強い膝痛や新たな跛行は、大腿骨頭すべり症など、股関節の病気が原因のことがあります。歩行や運動をやめ、当日中に受診してください。体重をかけられなければ直ちに救急外来へ行ってください。
- ランナーに新たな鼠径部痛が繰り返す、歩行時・夜間にも痛む、跛行がある場合は、走るのをやめて当日中に受診してください。大腿骨頸部疲労骨折の確認が必要です。診察までは痛む脚に体重をかけないでください。体重をかけられなければ救急外来へ行ってください。
外来を予約
- 上記の緊急症状がなくても、痛みが数週間続く、腫れを繰り返す、日常生活や運動の範囲が狭くなる場合は、外来で原因と治療計画を確認してください。